一般日本人緊張日記

日記、映画の感想など

コブラ会シーズン5感想

vsシルバーとなったシーズン5。相変わらずテンポよくサクサク進むので1日で10話全て観てしまった。回をますごとにリアリティが徐々に喪失していってるシリーズだけど、今回は今までと比較してもかなりギリギリのバランスでなんとか成立させていたような気がする。というか人によっては「さすがにツッコミどころがありすぎだろ!」とさじを投げそう。個人的にはキャラクターの感情やどういう動機で動いているか、何が争われているかが明確で、エモーションの高まりもしっかりあるので、多少リアリティがなくてもOK派。なので今シーズンもしっかり楽しめた。あえてケチを付けるならシルバーの思惑がそこまで引っ張るようなことか?というのと、そもそもコブラ会という道場が見てる限りそんな「悪」に見えない、ということ。機器もハイテクだしクリーズに比べたら割としっかりした指導をしてるように見える。笑 そもそも規模広げれば広げるほどコンプラとかそのへんちゃんとしなきゃいけなくなるし子どもにヤバい教え説いてたら絶対苦情とかくるだろうから、むしろ広がった方が害少ないんじゃねとか思ったりもする。もちろん、コブラ会の「情け無用」という教えが広がること自体がヤバい、ということなのだからそれは分かるんだが、ユニバースを拡大させようとしたことでなんか今までより飲み込みづらくなったなあと思う。でもまあ、そもそもベスト・キッド2とか3だってリアリティで言ったらかなり怪しいんだから、今更なのかもしれない。シーズン6で描かれると思われる世界大会は超盛り上がるだろうから楽しみです。

 

個人的に良かったのは、子どもたちが精神的に成長した姿が見れたこと。特にホークの最終話でのいじめっ子パクに放つセリフにはとても感動した。ホーク、お前は最高にバッドアスだ!反対に本来は手本となるべき存在の大人たちはというと、むしろどんどん情緒不安定になっていくのも面白い。というか「やらかし」がすごい。酔っ払って不法侵入すんな。笑 今回はダニエルが今までで一番打ちのめされていたが、彼を救うのが子ども達であるというのも良い。子どもたちが彼の「センセイ」となった瞬間が見れた。そして、物語はそろそろ最終盤。あと何シーズンだったか覚えてないがかなり佳境なのだろう。なんと言ってもこのドラマのタイトルはコブラ会で、主人公はジョニー・ロレンス。やはり最後はジョニーとクリーズが衝突しなければならないのだな、という含みも存分に描かれたシーズンでもあった。ジョニーはクリーズという壁を乗り越えられるのか、そしてクリーズは…来シーズンが今から待ち遠しい。